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ニュウロック運河沿いの灯篭:灌仏会のお祝い
灌仏会(お釈迦様の誕生日を祝う仏教行事)まで後1週間、お寺等では灯篭や仏旗が装飾されている。Phap Hoa寺(ホーチミン3区)で大小サイズのある灯篭数千個が飾られている。夕方には、電球が入った灯篭が点灯し始めるとニュウロック運河が美しく輝くようになる。
灌仏会は、ベトナムひいては世界の仏教徒、僧侶、修道女にとってお釈迦様の誕生日を祝うための非常に重要な行事であり、国際連合評議員会にも世界最大の宗教行事の一つとして認定された。
毎年4月(陰暦)の満月の日に、ベトナム全国の各寺では灌仏会が開催されており、来場客で賑わっている。
民間伝説では、輝いている花形の灯篭が懸命な知恵及び純潔な高雅の象徴として考えられるという。灯籠流しの際に、ベトナム人はお釈迦様にお供えする知恵聖火を灯し、それによってベトナムの精神的且つ宗教的な価値を称えると思われる。