ゲアン省特産物のアマノリ：見た目いまいちだが、一度食べるとまた食べたくなる

海の岩場に生えているこの野菜から作り上げたこのせんべいは素朴で馴染み深い料理だけではなく、中部ゲ・アン省クイン・ルウ群の複数のレストランやホテルで評判が高い人気料理である。

この野菜はアマノリと呼ばれており、春の終わりと夏の初め頃、海辺の岩や石によく生えるものだ。

アマノリは潮の流れが良い湿ったところのみに生息しているのが特徴。新鮮アマノリは特殊的なコーヒー色をしている。

海でさっと洗ったアマノリは家に持ち帰り、太陽の下で干す。乾燥させる間に、木製ハンマーを使い、アマノリに紛れ込んだ石や砂利を割る。その後、アマノリを慎重に篩いにかけながら、細かい砂利がないように綺麗にする。

洗ったアマノリは鍋に入れて、うま味調味料、香味料等を加えて煮る。

加熱されたアマノリを未だ熱いうちに使ってせんべいに作る。焼き立てたせんべいは緑色に変わり、美味しそうに見える。

アマノリはせんべいに作り、様々な野菜や果物と一緒に食べることと、スープに入れて甘みを楽しむこともできる。アマノリせんべいは煮込んだ魚と一緒に食べると最も美味しいと言われている。