南アフリカ共和国:暗黒大陸にあるベトナムの最大の貿易相手国
在南アフリカ・ベトナム商務部のによると、昨年度、ベトナムの南アフリカへの輸出額が2017年比で3.7%減の7億2400万USDで、南アフリカからの輸入額が同59%以上増の3億8600万USDになった。
輸出額が3.7%減少したことは、携帯電話や部品の生産を手掛けているベトナムでの外国直接投資(FDI)を受けた企業らの輸出額の減少によるものだと在南アフリカ・ベトナム商務部長ダオ・マイン・ドゥック氏が説明した。それらの製品が輸出価値が最も高いにもかかわらず、2018年度の輸出額が僅か2億2700万USDで22%以上も減った。
携帯電話の他、靴とパソコン・電子製品が引き続き、南アフリカへのベトナムの主要輸出製品であり、輸出額それぞれ約1億800万USDと約9600万USDとなった。
しかし、ベトナムの南アフリカへのコーヒーの輸出額は2017年の800万USD超から1700万USD超になり、108.4%の顕著な伸び率を遂げた一方で、胡椒輸出額は37%減で900万USDを下回った。
また、ベトナムの南アフリカからの輸入額が3億8600万USDで、59.5%増加したという。その大幅な増加率は、青果と木製品の輸出額がそれぞれ47%と35.5%で、顕著な伸び率を達成したことによるものである。一方で、南アフリカのベトナムへの輸出品目で最も価値が高い金属製品の輸出が3.3%減少した。
ベトナム商工省付属のアジア・アフリカ市場担当部署によると、アフリカ大陸55か国の中の53か国とベトナム間の貿易額は推計で2018年約66億USDに達し、うち輸出額が2017年度比で10%増のおおよそ30億USDになった。貿易額ではエジプトは南アフリカに次ぎ、ベトナムのアフリカでの第二位の相手国となり、貿易額が同36.6%増の4億3900万USDに達した。