ホイアン市の焼肉付きバインウット：包み方を知っておくべき

柔らかくもっちりとしたバインウットは野菜や焼肉を包むのが特徴。初めて召し上がる顧客がその包み方に困るでしょう。

カオラウやミークアンやホイアンの他の名物と異なり、ホイアン旧市街の焼肉付きバインウットは路上店で売られるのが殆どで、それらの店は通常正午から開き、午後は最も混んでいる。

小さい路上店できれいに配置されている調理道具のそばに、顧客用の低いプラスチック製椅子が設けられる。ホアイ川沿い地域には常に満員になる焼き肉付きバインウット路上店5店がある。

店長によると、焼肉の肉類が脂身と赤みのいいバランスを有する肩ロース肉で焼くときに脂身が溶けだし、肉をみずみずしく保つもの。基本調味料に加え、肉をマリネするのがベトナム風の五香粉（Ngu Vi Huong）、胡椒、レモングラス、赤玉ねぎ、はちみつ等。工夫する店で料理の風味を高めるには欠かせない白ワインも加えている。

肉はマリネしてから、味をなじませるためにしばらく置いて、菜箸で固定させ炭火で焼く。調理に使ったこの菜箸が使えなくなるまでに使用される。

出来上がった薄いバインウットが皿に盛る。店長はバインウットの一枚ずつはがし、バナナの葉を枚の間に挟みつける。

一緒に食べる野菜は清潔で新鮮な野菜で有名なチャークェ村から供給されるもの。顧客は好みによって野菜やキュウリのお代わりを注文するのが可能。

この料理の美味しさはタレに秘めている。ホイアン人は通常醤油とピーナッツを使いスパイスのきいたドロっとしたタレに作っている。風味を良くするために焼かれたゴマを入れ加える店もある。