キューバ人医師のベトナム派遣見込み

それはMarcia Cobas Ruiz副大臣が率いるベトナム公式訪問中のキューバ保健省代表団が協議した内容の一つである。それを取り上げたコンファレンスは、ホーチミン市貿易投資促進センター（ITPC）によって開催され、南部32省・市の地方保健局の指導者らが参加した。

同コンファレンスにて、キューバ保健省Marcia Cobas Ruiz氏は、祖国解放戦争が勝利に終わった1959年時点で、キューバに住んでいた医者が僅か6,000人だったが、その半分もアメリカに移住したことを語った。

キューバには、ベトナムがこれまで兄弟のように緊密な友好関係を持っている国であるため、今後、医者の海外派遣に関する共同協力計画で派遣先としてベトナムを選ぶ考えが述べられた。

ホーチミン市はキューバ人医師が直接に診断検査、治療を行う私立総合クリニックチェーンを開設する計画を明らかにした。現在、同市では、人口10,000人あたりに僅か18人の医師がいるという状況で、キューバからの医師を非常に必要としている。また、ホーチミン市は高度な保健医療職者の人材養成及び人材交換におけるキューバとの協力・交流を希望するという。