経済
Sabeco:タイに買収された1年後、記録的な利益を達成
Sabecoの今年第2四半期の税引後利益は、前年同期比で19%増の1兆5,300億VNDを超えた。
サイゴンビール・アルコール飲料総公社(Sabeco)は、販売量の減少に伴い、第2四半期の純売上高が前年同期よりやや減少して9兆900億VNDにとどまっていることを公表した。売上原価は6%も減少したので、売上総利益が15%増の2兆4,100億VND強に達した。
売上原価及び管理費がそれほど変わらないのに対して、金融事業の売上が急激に増加した。それはSabecoの税引後利益を1兆5,300億VNDにした主な要因と考えられる。タイ王国最大のアルコール飲料メーカータイ・ビバレッジ(Thaibev)がSabecioの株式を買収して社内再編に手を付けて18ヶ月間後、この売上は同社の最も高い四半期利益だけではなく、取引所に上場して以来過去最高chを更新した。
Thaibevの報告によると、2018年~2019年度の上期において、子会社のベトナム企業は同社の総売上高に25兆3,000億VNDを貢献した。主な収益は、Sabecoと食品・包装・ガラス製品生産分野の他の企業との経営統合によるものだとみられている。
Sabecoの会長Koh Poh Piong氏は、売上高と獲得する市場シェアの成長可能性がまだあると考え、同社を「未研磨のダイモンド」と評価した。この数年後、ビール消費の伸びは、世界各国では横ばい又はマイナスになるとしても、ベトナムでは依然として5%以上の成長を遂げると予測した。