経済
ドイツへのナマズ輸出量が急増
EU地域でナマズ消費が低迷している中、ドイツでは、ベトナム産ナマズの輸入が増加している。
ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、2019年5月に、ドイツへのナマズ輸出量が前年同期比で144.7%増加した。5ヶ月間の輸出額が同74.6%増の計1,470万USD(約16億2,000万円)となった。EU地域がナマズ消費を削減する傾向にあるのに対し、ドイツがベトナム産のナマズの輸入量を増加させている。
ドイツ市場では、ナマズ輸入量の増加に伴い、平均輸入価格が急激に上昇した。ナマズの切り身(フィレ部位)は1キロ当たりに3.5~3.96USD(約385~440USD)変動。
現在、ベトナムでドイツにナマズ輸出を手掛けているのは約15社で、殆ど南部ドンタップ省とカントー省にある。冷凍ナマズはドイツ市場への輸出品に90%以上も占めているという。