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ホーチミン市:2019年上半期にガソリンを輸入しない
ホーチミン市関税局は、今年上半期に、航空機用ガソリン以外、同市の各港でガソリンの輸入が途絶えたことを明らかにした。ディーゼル輸入額も前年同期比で32%減の6億USD(約660億円)だけに減った。昨年の上半期に、ガソリンと軽油は輸入額が1,100万USD近く(約12億円)に達し、税収に貢献する主要品目だった。
ホーチミン市関税局によると、長年で初めてガソリンを輸入しない原因は、ASEAN自由貿易地域の関税がベトナム・韓国間FTAより高いことと遠い輸送距離を理由として、企業が他の地域の国境ゲートに切り替えて輸入していたことであるという。
輸入しないものの、今年上半期にホーチミン市におけるガソリンと軽油各種の小売総売上高は13%増の31兆VND近く(約1,512億円)になった。
6月30日時点でのホーチミン市の各港の輸出入総額は540億USD(約5兆9,400億円)を上回った。税収総額は57兆9,000億VND(約2,824億円)で、年間予算目標の半分以上を達成しており、前年同期比で8兆3,000億VND(約404.9億円)増加した。
去年、ベトナムは1,140トンのガソリンと軽油各種の輸入に約76億USD(約8,360億円)を支出した。マレーシア、韓国とシンガポールは、計800万トン近くのガソリン・軽油を提供しているベトナムの3つの主要な供給先となった。