経済
マレーシアへのナマズ輸出が急増
ベトナム水産輸出加工協会によると、2019年の最初の5ヶ月で東南アジア地域諸国(ASEAN)へのナマズ輸出額は前年同期比で14.6%増の8,730万USD(約96億円)に達したという。
その中、マレーシアはナマズ輸入額が最も高い国の一つであり、有望な輸出先とみられている。5ヶ月の同国への輸出額は1,880万USD(約20.68億円)となり、同47,3%増加した。
イスラム教徒の割合が高いマレーシアは、ユニークな特徴を有している市場とされている。2019年初頭、同国のベナン消費者協会(CAP)は、いくつかの魚養殖場による、動物副産物を飼料として魚にやっているという宗教的な規則違反行為を警告して、魚を食べる際注意するようイスラム教徒に呼びかけた。畜産飼料の生産・処理・表示・表示などの基準を設定して、飼料メーカーにハラール認証を取得させるよう同協会はマレーシア政府に要請した。
タイは、5月末の時点で輸出額が前年同期比で9.2%増の3,250万USD(約35.75億円)となった。
フィリピンは、輸出額が同25%増の1,900万USD(約20.9億円)となった。ベトナムはフィリピンにとって最大かつ唯一の白身魚の輸出元になった。フィリピンは養殖に適した環境に恵まれないため、近年で大量の養殖魚の輸入を余儀なくされている。