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交通運輸省:グラブの車に表示灯を取り付ける提案を留保
交通運輸省は、配車アプリのグラブの車の屋根に表示灯を取り付けることで自家用車と運送事業用車との区別が可能になるという考えを明らかにした。
政府は現在、自動車運送事業に関する政令86号の草案について、各省庁の意見を収集している。
この9回目の草案において、交通運輸省傘下の草案作成委員会は、配車アプリのグラブと同様な電子契約を結んだ9人乗り以下の車両を対象にして車両の屋根に「契約車」という表示灯(最低のサイズ:12×30 cm)を固定的に設置するという提案を留保することが明らかになった。
同省によると、上記の内容の補足は、運送事業を適切に管理し、タクシーと電子契約適用を明確な定義するためだ。また、自家用車と運送事業用車との区別と、タクシーを偽装された自家用車による違反行為を防ぐことにも有効だ。そして、表示灯の設置は運送事業における公正かつ平等な競争の確保につながると考えられる。
上記の提案は公安省とハノイやホーチミン市を含む大都市の当局の合意を得た。それは運輸業界の管理強化、パトロールや道路監察業務へのサポートに役に立つと思われている。
しかし、ハノイ自動は運送協会ブイ・ダイン・リエン会長の意見では、「政府機関が自動車の管理を目ではなく技術を使って実施すべき」であるため、電子契約を結んだ自動車への表示灯設置をしないことだ」という反対の見解を述べた。
更に、グラブ自動車が表示灯を設置されると、タクシーのように道で顧客をピックアップするのが可能になり、都市交通の混乱を引き起こす懸念があるという。