複数のイタリア家具ブランドが一斉にハノイに進出

それはBaxter, Ceccotti Collezioni, Dimensione Chi Wing Lo, Savio Firmino, Walter Knoll, Arclinea, Listone Giordano, Kohro, Lasvit, Glas Italia等のイタリア有数の家具ブランドである。ベトナム商工会議所VCCIによると、ベトナム高級木製家具市場は、80％が欧州からの輸入品、20％が国内製品で、価値が25億USDと推測されている。

こうした背景に、イタリアブランドのベトナム進出は活発化してきたと考えられる。Concettiの市場調査報告によると、ベトナムの家具市場、特に高級セグメントは、過去3年間で大きな成長を遂げたことが分った。

林業総局（農業農村開発省）によると、世界の木製品使用の年間平均額が一人当たりに約72USDに対して、ベトナム人は約30USDにとどまっている。平均額が低いが、裕福層の家具購入需要がそれほど低くはないという考えをAKA Furniture Groupのリー・クイ・チュン氏が述べた。

しかし、IKEAの登場により、ハノイ市における海外ブランド間の競争は上級セグメントにとどまらず、中級セグメントにも及んだ。ハノイ市人民委員会によると、スウェーデンの家具小売り・設計大手であるIKEAは、4億5,000万ユーロを投資して、ハノイで小売店チェーン及び倉庫を開発することを計画している述べた。。