経済
世界のエビ生産大手、ベトナム水産大手企業は大賭けを続ける
現時点では、ミン・フーは、養殖から加工、販売に至るまで手掛けている世界最大の総合エビ加工業者とみられている。しかし、市場拡張及び売上拡大に向けて、レ―・ヴァン・クアン社長は日本パートナーである三井産業に対し、同社の株式35.1%を譲渡することを決定した。
昨日のセッションで投資家にテイクプロフィット(Take Profit=T/P)されたこを受けて、未上場公開株式市場(UPCoM)でのエビ大手企業ミン・フー(MPC)は今朝42,200VND(約206円)にとどまった。注すべきなのは、同社取締役会が昨日、資本金の30%に相当する60,00万株式の発行計画を承認したということ。公募価格が50,630.5VND/株(約247円)。順調に進めば、同社は3兆370億VNDの資金(約148億円)を調達し、定款資本金を2兆VND(約97.6億円)に引き上げる見通し。
ミンフー代表者によると、MPMインベストメンツ組織が、MPCの株式を保有していない三井産業(MITSUI & CO., LTD.)であるという。個別株式及び既存株主からの株式を買い取る取引が完了時、三井産業による所有率が35.1%に引き上がる(7,020万株)見通し。
更に、人工知能(AI)を含むハイテク技術の養殖場と加工工場への導入に加え、養殖から販売に至るエビのサプライチェーン効率性向上への取り組みにより、同社は成長率の更なる増加を期待する。