文化 - 生活
ビニール袋の代わりに、バナナの葉による包装を拡大すべく
最近、ハノイ市、ホーチミン市、ダナン市にある「コープマート」(Co.op mart Viet Nam)、ホーチミン市商業合作社の「サイゴン・コープ」(Saigon Co.op)等の複数のベトナム系ローカルスーパーやビッグCダナン、ビッグCハノイというタイ系スーパーに展開され始めたバナナの葉による商品の包装手法は、消費者から多くの支持を受け、グリーンビジネスの展望を開き、環境保護を考慮した持続可能な発展に貢献することが期待されている。それについて、グエン・ズアン・フック首相はこの間、食料品包装にビニール袋を使わない各スーパーに対して称賛の書簡を送ったことが明らかになった。
4月初旬から、上記のスーパーチェーンでは、食料品や農産物の包装にビニール袋やラップの代用として新鮮なバナナの葉を活用しはじめた。ビッグCスーパーの代表者によると、バナナの葉による野菜包装の試験運用は4月1日から今月にかけて実施され、その後、この有意義な手法を拡大するための研究を進める予定であるという。試験運用の際に、観光保全への貢献に加え、安全安心感を与えるとして、バナナの葉の使用に対して顧客から多くの楽観的な意見が寄せてきた。
天然資源環境省によると、ベトナムは、世界ブラスチック廃棄物汚染度で109か国のうち17位、プラスチック廃棄量でアジアで中国、インドネシア、フィリピンに次いで4位にランクされているということである。