国内ニュース
ベトナム配車アプリ市場 過剰警戒の招き危機
配車アプリ市場が過去最大の混雑を迎えたように、約9,500万人規模の市場だけで10アプリ以上が競合している。
ベトナムの配車アプリ市場の価値が累計5億USD(約455億円)になり、数年後で20億USD(約1820億円)に達する見込み。
しかし、上記の5億USDやら20億USDやらいずれも、新しく創出された価値わけではなく、従来のバイクタクシーやタクシー事業方式の「喪失」分を含むものと認識すべきだ。既存のタクシー会社12社はこの間、ベトナムタクシー連盟を設立し、同一の配車アプリの展開に同意した。それにより、ベトナムのタクシー配車アプリ市場に参入したテクノロジー輸送業者の数が急増してきた。
ベトナムはデジタル市場を形成しはじめ、大きな市場可能性を持っている。そのなか、配車アプリ、Eコマース、オンライン広告とオンライン旅行といった4つのセグメントだけは市場価値が2018年に90億USD(約9,000億円)になっており、2015年に330億USD(約3兆3千億円)まで急上昇することが見込まれる。
しかし、この「4本柱」の中、オンライン広告やオンライン旅行サービス業界にテクノロジーソリューション、事業展開方式や市場規模の面で際立つスターアップが不足しているのに対し、配車アプリ業界に過度な注目が集まってきたことが分かった。