経済
ASEAN市場でナマズ輸出が大幅に増加
ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、2018年11月末までにベトナムのASEAN(東南アジア)市場へのナマズ輸出総額が、2017年同期比で43.7%増の1億8350万USDになったという。
その中、2018年11ヵ月にわたり、タイ市場へのベトナムのナマズ輸出額が6750万USDにのぼった。タイはASEAN市場でベトナムの最大輸出先であり、域内への輸出全体の36.8%を占めている。
ベトナムはタイの最大の白身魚の提供先である。そのなか、タイの主な輸入品目が冷凍ナマズ切身(HS 030462) で平均輸入額が月間440万~690万USD、輸入量が同2,000~3,750トン。
ナマズに加え、タイは米アラスカ魚(HS 030494)とロシアのアラスカポロック魚(HS 030367)等他のベトナムの白身魚を輸入している。 現時点までにタイの冷凍ナマズ切身の輸入が安定して、需要が良好である。
ナマズ輸出においてタイ市場のほか、ベトナムはシンガポールとフィリピンの二つの大市場にも輸出しており、いずれも成長率が高くて、総額がそれぞれ4230万USDと3740万USD。市場調査の結果によると、これら2つの市場の輸入需要が安定し、2桁成長を達成していることがベトナムのナマズ輸出事業の高いポテンシャルを裏付けるという。