豚肉輸入量：6倍以上増えた

農業農村開発省の統計結果によると、今年の最初4ヶ月間で、豚肉及び豚肉製品の輸入量は前年同期比で6.7倍増の2,358万USDに達した。それはベトナムでアフリカ豚コレラが発生して以来、急激な増加となるという。

現在、ベトナム市場に出回っているのは米国、ポーランド、スペイン、ドイツ、ハンガリー、カナダ等の豚肉である。1キロ当たりに８万～12万VND（約39円～585円）とベトナム産豚肉よりも低い魅力的な価格を持っている。その中、カナダ産の豚の骨付きロースは僅か9万VND（約440円）とベトナム産より4万VND（約195円）低い、スペイン産の豚の心臓部はベトナム産の半分だけだ。

アフリカ豚コレラの影響にもかかわらず、ベトナムの豚輸出は前年同期比で1.78倍増の2,480万USD（約27億2,800万円）と好調な状況が続いている。しかし、畜産専門家によると、アフリカ豚コレラの拡大により豚の輸出量が低迷する傾向にあるという。

いくつかの国はベトナム産豚を対象に輸入を禁止するようになった。更に、台湾、米国、日本、オーストラリア等の外国の入国審査においても、ベトナムから豚肉又は豚肉が入った食品を当国に持ち込もうとする人に対し勾留するまで様々な取り締まりを行うという。