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気候変動の影響からベトナムの米を保護
第3回ベトナム稲米フェスティバルにおいて、12月20日、ロンアン省タンアン市で「メコンデルタでの塩水侵入及び干ばつ:現状・解決策・ベトナムの米の保護と発展」といったセミナーは、メコンデルタでの農業生産業、特に米産業業にもたらす気候変動の影響分析に焦点を当てた。
気候変動への対応策及び持続可能な農業のためのソリューションが提案された。
持続可能な米生産業に向け、農家は相応しい米品種を選定、地域間の連携を通じてエコシステムの優位性を活用し商品を開発するに加え、生産規律を強化する必要がある。また、適切な生産体制の再編成、生産における節水、グリーンテクノロジーの導入、温室効果ガス排出削減、効果率な政策・仕組みを連携させることも求められる。
さらに、参加した科学者と企業は、気候変動による悪影響を受けた地域で米を生産するのに必要な対策を発表した。環境に適した短期生育のイネ品種の選定、無機物肥料より有機物肥料の使用、生産の各段階へのハイテク技術やスマート技術の導入、製品の価値向上のための連携強化等が盛り込まれた。
特に同セミナーは、企業や農家たちに対し、気候変動に応じた農業生産の動向を定める手がかりになり、生産効率の上昇や環境への影響削減、持続可能な発展の推進に繋がっていく。