経済
日本輸出のベトナムの加工イカ:タイより4倍安い
現在、日本に輸出されるベトナムの加工イカは1キロ当たりに4.8~5.7USD、タイのは21~31USD変動する。
ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、今年の最初の5ヶ月で、日本へのベトナム産のタコ・イカ輸出額は、前年同期比で11.3%増の6,130万USDになった。現在、日本はベトナムの2番めのタコ・イカ輸入国であり、同国への輸出額が総額の25.5%を占めている。
ベトナムは中国、ペルー、タイに次ぎ、イカ供給量で世界4番目の国にもかかわらず、ベトナムの加工イカは依然として低い。具体的には、日本に輸出されるベトナムの加工イカの価格が1キロ当たりにわずか4.8~5.7USDで、同21~31USDのタイとスペインと比べると4倍も低い。
VASEPの指導者によると、イカの購入価格を各国間で比較するのがかなり難しい。なぜなら、販売価格に応じて、イカの品質と値段が異なるからである。タイ産のイカの価格が高いのは、恐らく日本人の好みに合うような複雑な加工手間がかかるからだ。しかし、彼は、イカやタコは希少な水産物グループに属しているとされるため、加工技術に工夫をこらせば、ベトナム産のもより高く販売できる可能性を指摘した。
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)が発行すると、ベトナム産のイカが日本に輸出されるに当たり、以前より多くの優遇措置を与えられるだろうとの考えを示した。