経済
日本産のイチジク:ベトナムで200万VND/キロで販売
日本からベトナムに輸出されたイチジクは、数百万VNDの高価にもかかわらず人気になった。イチジクを重量300グラムの小箱に入れ、一箱40万~55万VND(約1950~2700円)の小売価格で販売している店がある。つまり、イチジクは1キロあたりに150万VND(約7300円)に及ぶ。
それに対して、ベトナム産のイチジクは1~1.5万VND(約70円)にとどまっている。ドンナイ省で栽培された、非常に人気があるアメリカ種のイチジクさえも30~40万VND/キロだけだ。
日本からイチジク2箱を輸入して販売を試みたところ、1週間だけで売り切れたとホーチミン市ビンタイン区にある果物屋が述べた。また、ハノイ市のカウザイ区にある店舗では日本産のイチジクが200万VND/キロで売られている。毎回7~10キロだけ輸入しているが、4日間だけで在庫を切らすという。
日本産のイチジクは、ベトナム産や米国産と比べると味の格差があまりないが、人目を引く包装及び厳格な品質管理により人気になった。
また、日本産と米国産とベトナム産の栄養価に共通点が多いと、ドンナイ省の面積数ヘクタールの農園で米国産のイチジク栽培をしているTri Nguyen社の社長ホアン・ダイン・コア氏によりわかった。
但し、日本産のイチジクの高騰は、需要量が供給量を上回っていることに原因があるとされている。また、日本人は有機栽培に特化し、効果的なマーケティングを実施することにより、イチジクの付加価値を向上させた。