経済

Alibaba:越境販売者への支援でベトナムパートナーと連携

Alibabaの主要パートナーであるFado企業は、越境ECに参入した企業に対し、販売、ロジスティクス、財務、法的等のソリューションの面でコンサルティングを実施する意向を示した。

調味料の材料生産を手がける地場ドンズオン・フード(Dong Duong Food Co., Ltd)社長のグエン・フェン氏によると、同社は海外バイヤー開拓で2008年に既にAlibabaにアカウントを作ったが、最初の注文に対応できたのはその3年後だったという。

Alibabaとの事業連携を通じて、Fadoはベトナム中小企業に対し、ブランディング、宣伝活動、マーケティング、物流、輸出入手続き、財務ソリューション、ライセンス、規格等についてアドバイスを行う。また、Eコマース(EC=電子商取引)や物流等を通した輸出ノウハウ、スキル習得コースやセミナー等を実施し、各企業のこの潜在性の高い販売チャネルのさらなる効果的な活用を後押しする狙いがある。

国際連合貿易開発会議(UNCTAD)は、2020年の越境EC取引総額は9,940億USDに達し、2017年をほぼ倍増すると予測した。アジア・太平洋地域だけは4,760億USDになる見通しを示した。ベトナムは、日本の伸び率の2.5倍にあたる毎年35%と世界でEC成長率が最も高い国の一つとしてみられる。

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