経済
ベトナム:アフリカ豚コレラのワクチン研究に注力
7月4日午後に行った政府機関と各省庁との会議で、翌週、農業農村開発省は、アフリカ豚コレラ予防について新たな指導を行う予定であることが同省グエン・ズアン・クオン大臣の発表でわかった。
クオン氏によると、現在、アフリカ豚コレラ流行の制御が困難になり、感染したとして焼却処分された豚頭数が全国で280万頭に達した。「養豚は農業全体の総価値の9%を占めている。豚コレラが10%の飼養豚の被害を引き起こしたため、農業産業だけではなく、約240万人の豚飼養者の生計に大きな影響を及ぼしている。」という。
被害への懸念が高まっている中、全国40省の300以上の県の659町ではアフリカ豚コレラの再発生がないという朗報がある。
また、研究の4ヶ月後、ベトナムにある2つの研究センターがアフリカ豚コレラの予防ワクチンを開発した。それらのワクチンが6~8頭の豚群で実験されて、80%が有効になる結果があった。
「これから研究・実験活動を更に広げていきます。実験中のワクチンから商用のものに長い時間が必要でしょうが、それが実現できることを信じます」とクオン氏が述べた。
豚の免疫力向上を目的にした微生物製剤の使用は良い結果をもたらした。近隣地域では流行があるものの、中部トゥアティエンフェ省では、この製剤を使用した1,200頭の豚が感染しないことが確認された。