経済
ベトナム産のナマズは中国市場への進出を拡大
5月末頃に、中国はナマズを含むベトナムの33水産物を対象に関税を免除することを決定した。その朗報はベトナムのナマズ輸出企業のこの市場への参入に有利な条件とみられている。
ベトナム水産輸出加工協会(VASEP)によると、ナマズ輸出企業は免税だけではなく、数多くの大規模の輸入業者がベトナム産ナマズの輸入に切り替える際の恩恵も受けている。現在、水産物を中国に輸出するベトナム企業は150社以上で、そのうち約45社はサバを輸出している。
2015年から2018年にかけて、中国へのナマズ輸出は30~88%の伸び率で連続的な成長を成し遂げている。
2017年に、米国農業法Farm BillやEU諸国に発生した悪い宣伝活動など米国や欧州の主要市場ではアンチダンピング課税による一連の問題に直面している中、中国は初めてベトナム産のナマズの最大輸出相手国になった。2018年に中国への輸出額は28%増の5億2,800万USDに達した。今年は昨年比で10~15%増加すると見込まれている。