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ベトナム・EU:今までにない大きな恩恵をもたらす自由貿易協定の締結に近づく
欧州委員会(EC)は6月25日に、欧州連合(EU)は6月30日にベトナムと貿易投資協定を締結する計画を表明した。同協定は、ベトナム・EUの労働者や消費者や企業に今までにない大きな利益をもたらすものとみられている。
当日、欧州連合理事会は「ベトナムEU自由貿易協定」及び「ベトナムEU投資保護協定」を批准したことを表明した。
この貿易協定はベトナムの発展を尊重しながら、ベトナムとEU間の取引における商品に課される殆どの関税を漸進的に撤廃する。また、同協定には、自動車分野にある問題をはじめ、技術的な障壁を取り除き、169品の欧州の典型的な飲食品をベトナムで保護される地理的表示(GI)として認めるという具体的な項目があるという。
この協定により、欧州の各企業は地場系企業と同等にベトナム市場における入札に参加することができるようになる。
ベトナム・EU間の自由貿易協定を巡る交渉は2012年6月から2015年12月まで続けていた。そして協定批准について欧州司法裁判所(ECJ)