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ベトナム・チェコ間の労働者派遣分野における協力推進
6月11日にハノイ市で、労働・傷病兵・社会省ダオ・ゴック・ズン大臣は、チェコ共産党議長 兼 下院副議長であるVojtech Filip氏が率いるベトナム公式訪問中のチェコ共和国下院代表団と会見を行った。
2019年6月初旬から、チェコ共和国は、ベトナム人労働者を対象にした長期滞在ビザの発行を正式に再開することにした。更にベトナム発チェコ行きの航空機の再運航も予定されている。それは、両国の利益のための有意義な協力活動とみなされている。
チェコ下院副議長であるVojtech Filip氏によると、グローバル化が進んでいる中、欧州諸国が不法移民の波に悩まされている。また、多くの国は医療関連の問題に直面している。それにより、チェコは医療及び看護師を巡る問題に非常に関心を示した。チェコは同国に勉強・働きに来るベトナム人看護師の約3,000~4,000人を受け入れることができると見込まれているという。
ベトナムは、日本、ドイツへの看護師派遣をはじめ、海外への出稼ぎ労働者の募集・選出・訓練に豊富な経験を持っているとされている。チェコに働きに行く看護師の募集・選出・訓練においてはベトナムがチェコと協力する意向を示した。その代わりに、ベトナムは同国の強みである冶金、機械加工、電子製品、交通手段、縫製、薬品、食品加工等の分野で、ベトナム人の能力向上にチェコの協力を求めた。