ベトナム・シンガポールの合併タクシー会社を解散

サイゴン総合サービス(Savico＝SVC)はこの頃、ComfortDelgro Savico Taxi有限会社を解散することを明らかにした。ComfortDelgro Savico Taxi有限会社は、Savico及び、シンガポールの公共旅客輸送分野の最大手ComfortDelgroグループによる合併事業の形で2005年3月に設立されたSavico観光タクシー会社の前身である。

昨年3月から同社の事業低迷が連続したことを背景にSavicoとそのパートナーは、資本金の保全を目的にタクシー事業を停止することで合意した。1年間以上にわたり新しいビジネスチャンスを探ったが適切なものを見つけないため、双方は会社解散と拠出金の返還を決めた

ComfortDelGroの財務諸表によると、2018年ベトナムでの事業の売上収益が330万USD(約3億6,300万円)で前年の半分に縮まった。潜在性の高い市場としてみられたベトナムでの事業が同グループの総収益の1％未満に過ぎない。

同グループの主な収益は同グループによる別の合併事業Vinataxiからのものだ。これは240台のタクシーを保有して、ホーチミン市で3番目に大きい市場シェアを占めているタクシー会社である。去年末までの車両、設備、事務所を含む同社の長期資産は500万USD(約5億500万円）未満だった。