文化 - 生活
バンメトート刑務所:特別国家遺跡の認定証明書を受領
4月25日午前、ダクラク省人民委員会は、バンメトート刑務所が特別国家遺跡として認定された証明書の受領式を開催した。
受領式には、同省の観光スポーツ文化省、省党委書記、評議員会、省委員会及び各官庁の代表者に加え、戦争時にバンメトート刑務所に服役した元政治囚人と彼らの親族が参加していた。
同刑務所は、1930年にフランス植民により建設され、中部地域(旧名:チュン・キ)各省における政治囚人の拘束、投獄を目的にした。これは、面積2ヘクタールの規模で、非常に高くて分厚い壁がそびえ立ち、常に厳しい監視に置かれていた。一般的な囚人用とフランス植民に極めて危険とされていた政治囚人用の地区に分かれている。その他、工場、倉庫、業務用机、調理場、看守所、診療所等の刑務所業務に関わる施設もある。
1930年から1954年にかけて、フランス植民により、バンメトート刑務所へ投獄された良好な政治囚人、共産党員、役員等が数千人にものぼった。投獄されても士気を落とすことなく囚人達が文化・政治・軍事知識を教える勉強会をこっそりと開き、勉強に励んできた。釈放後、Ho Tung Mau氏、Vo Chi Cong氏、Nguyen Chi Thanh氏、To Huu氏等の多くの囚人は共産党、政府機関又は軍事機関で重要な役割を担い、地方地域における革命運動や1945年8月の「ベトナム八月革命」総決起を率いた。