ハノイ市：中心部に移動する車両に通行料を徴収計画

ハノイ市人民委員会は先程、「環境汚染低減と渋滞緩和に向けて2030年へのビジョンで2017年～2020年期における車両管理の強化」という提案の実施状況を同市評議会に報告した。同提案には同市中心部に移動する車両に通行料を徴収する内容が盛り込まれた。

ハノイ交通運輸局の代表者によると、各省庁の意見に踏まえて、同市は交通運輸省の各当局と協力し、徴収提案の内容の草案を完成させた。「徴収草案は原則と目的では承認された」と述べ、現在、国の判断を求めている段階にあるため、具体的な徴収額が未だ発表できないと言い加えた。

同提案は、最初の段階にハノイ市で交通渋滞の可能性がある地区・道路とそうではないのに分けると定められる。交通運輸局は、通行料徴収が適用される最初の区域を、CT20地帯から中心部までと特定した。

現在、ハノイ市は同草案の内容確認を財務局に求め、2019年第3四半期に承認する予定。

また、同市は、現代技術を導入した自動収受機を設置し、同市にある全部の自動車を対象に自動納付設備の設置を義務化する規定の策定を検討する企画がある。通行料と交通違反の罰金納付のために、各自動車の持ち主が個別のアカウントを作成することが必要になる見通し。

現在、ハノイ市にある自動車とバイク台数が約600万台、他の地域から来る車両台数が約200万台、警察又は軍人の車両が約100万台あるという。