経済
ナマズ価格が激減だが、売れ行きが伸び悩んでいる
この3ヶ月間にわたり、南西部における生鮮ナマズ価格は連続的に下落しており、現在1キロあたりに18,000~19,000VND、2018年より14,000~18,000も低い。
それについて、「ナマズは価格が加工費用より5,000~6,000VNDも低いのに、バイヤーの購入減少により売れ行きが伸び悩んでいる」とベトナムナマズ協会ズオン・ギア・クォック会長は述べた。その原因は、輸出が困難になったものの、ナマズ養殖地域の急拡大が続いてきたため過剰生産を引き起こしたからであると指摘した。
2018年、南西部におけるナマズ養殖総面積が5,400ヘクタールで、生産量が142万トンに達した。2018年末から現地点に至るまで、南西部でのナマズ養殖地域が連続的に増加してきたことがクォック会長の発表でわかった。その中、アンザン省にはある企業が600ヘクタールの新たなナマズ養殖池が建設した。ロンアン省では約1,000ヘクタール、ドンタップ省では200ヘクタール増加した。
中国や米国の輸出相手国市況が低迷し、生鮮ナマズの輸入量を抑えざるを得ない一方で、今年の収穫期の生産量が急激に増えたのは過剰生産を生じさせたことが、カントー市にあるナマズ輸出加工大手企業により判明した。但し、次の数ヶ月間には年末を見据えて世界の需要の高まりに伴うバイヤー企業の購入増加により、ナマズ価格が高くなることが見込まれている