クアンナム省：クア・ダイ海岸の浸食防止で7,000億VNDを政府に要求

クアンナム省によると、過去数年間に起こった台風や熱帯低気圧の影響で、同省のホイアン市クア・ダイ海岸は深刻な浸食が続いており、住民の人命及び財産に影響を与え、周辺の沿岸観光地や観光用の公共施設を破壊する恐れが高まっている。

近年、同省の幹部は、ホイアン市クアダイ海岸で、観光発展に併せて浸食防止のための対策を講じるためにオランダの投資家と協議してきた。

オランダの投資家の提案によれば、クアダイ海岸の地滑りを引き起こした要因である、海岸を襲う波や風を制御して海岸の回復に向けて同省がディエンバン邑からホイアン市までの海域に複数の人工島を造成ことを検討すると共に、一定期間にそれらの人工島で観光開発を実施することができる許可や管理権を求める意向が明らかになった。

しかし、この地域における人工島建設や観光開発への投資を決めるには時間をかけて慎重に考察する必要だ。この地域が防衛問題に関係を持ち、世界生物圏保護区であるク・ラオ・チャムに直近する上、毎年頻発している大波を伴う暴風の影響を受けることが多く、比較的に複雑な流況や沿岸域の堆積物を有する地域だ。

2019年1月初旬、ダンチ誌による「クアダイ海岸が再び大波に破壊される」記事が発行された。現在、クアダイ海岸における浸食が依然として続いており、冷たい空気に伴う大きな波が出る時にそれがより深刻になる。